多摩大学目黒トップ > キャンパスニュース > 2012年9月25日号
高校1年生の3学期に希望者を対象に行われる約2ヶ月のニュージーランド短期留学。今年は4名の生徒が参加することになりました。 ニュージーランド最大の都市、オークランドから車でおよそ2時間南下したところにあるモリンスビルとマタマタという2つの美しい街の公立高校が今回の留学先。観光地として有名なロトルアからもおよそ1時間の場所にあります。 ニュージーランドの教育の特徴は、「覚えさせる」ことよりも「考える」ことに重点を置いていることと、苦手分野も含めて全体を伸ばすと言うよりも、長所を伸ばすことに主眼を置いているという2点が挙げられます。したがって履修する教科も選択制。自分の能力や志向にあわせて、時には上級生の授業に出たり下級生の授業に出ることも自由にできます。体育の授業もやりたい種目を自由に選ぶことができます。ですので同じ年齢の生徒が集まるのはホームルームだけで、それ以外はそれぞれの志向や能力を重視したペースで、年齢に関係なく学びを進めます。 留学生は、1日3時間の授業と1時間のホームルームを現地の生徒と共有します。さらに個々の能力に合わせた内容の英語授業が毎日2時間用意されており、高校生活を送る上で十分な英語力を伸ばすことができます。どちらの学校も広大な芝生の校庭があり、のびのびとした環境で学び、体を動かすことができます。学校は9時から始まり、徒歩あるいはスクールバスで通学することになります。 日本の本州と九州をあわせたぐらいの国土に、わずか400万人しか住んでいないニュージーランド。その恵まれた環境のせいか、人々も素朴で細かいことにこだわらないタイプが多いようです。治安もきわめて安全です。またニュージーランドの英語はあまり訛りがないのも大きな特徴。スペルはイギリス英語ですが、発音はイギリス・アメリカ両方の影響を受けており、どちらかに偏っているということはありません。この恵まれた環境を思う存分満喫しながら、日本ではできない多くの経験をして、一回りも二回りも大きく成長して帰ってくることを期待しています。
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