多摩大学目黒トップ > キャンパスニュース > 2009年3月13日号

 3月10日、70回目の節目となる高校の卒業式が行われ、250名の高校3年生が本校を巣立っていきました。

 田村嘉浩校長は祝辞の中で、学園歌の歌詞を引用しながら夢や希望を持つことの大切さを訴えるとともに、それらを実現するために、一歩ずつ着実に人生を歩んでいって欲しいと激励しました。また勉強したくてもできない人がいる世の中で、勉強を続けられるということがいかに素晴らしいことかということを自覚し、自分だけよければ良いという考えを捨てて、今まで育ててきてくれた人や社会への感謝の気持ちを忘れないように、という訓辞がありました。

 また田村邦彦理事長の祝辞(代読)では「世界同時不況など、今の社会は逆境にあるかもしれないが、逆境のときこそ新しい発想で壁を壊す力を持った人間が必要になる。昨年ノーベル賞を受賞した日本人4名が皆小さい頃から『なぜ?』と好奇心を常に持っていたように、常に好奇心を持って、逆境に立ち向かって欲しい」とのメッセージをいただきました。

 野田一夫 多摩大学名誉学長は、アダム=スミスが提唱した幸福の3条件(最低限の富、平静な心、享楽)に触れつつ、生き生きとした人生を送るためのヒントをユーモアたっぷりにお話してくださいました。また高校を卒業した今こそがはじまりであり、夢ではなく遠大な目標、すなわち「志」を持って生きて欲しいと、力強いメッセージを贈ってくださいました。

 卒業生の皆さん、多摩大学目黒での学業を無事に終え、卒業の日を迎えられたことを心よりお祝い申し上げます。皆さんはそれぞれに新しい場所で、さらなる夢に向かって努力することになりますが、多摩大学目黒で培った「目標に向かって努力し続けること」を忘れず、充実した人生を送って下さい。皆さんのご活躍を教職員一同心より応援するとともに、学園祭などで成長した皆さんにお会いするのを楽しみにしています。


吹奏楽部の演奏が流れる中、卒業生が入場してきました。


250名の卒業生が一堂に集まり、いよいよ卒業式が挙行されます。


理事長賞を受賞した生徒。多摩大学目黒での学校生活において、見事な有終の美を飾りました。


田村校長の祝辞。


卒業生代表による答辞。野球部での思い出を語る部分では、卒業生一人ひとりが、多摩大学目黒での学校生活を思い出しているようでした。


卒業式を終え、最後のHR。担任の教員も万感の思いのようです。


生徒一人ひとりに、担任から卒業証書が手渡されました。


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